
【式による証明問題(基本)】
nを整数として、次の数を式で表せ。
(1)奇数、(2)7の倍数、(3)連続する3つの整数
式による証明問題を解くためには、まず数の表し方を覚えなければなりません。
基本的なものから覚えていきましょう。
一番カンタンなのは偶数。
偶数とは、2,4,6,8,10…のことですよね。
偶数の共通点は2で割り切れること。
2で割り切れるというのは、2の倍数になっているということです。
このため、ある整数「n」を2倍したものは、必ず偶数になります。
「整数」が何を指すのかを忘れちゃった人は復習。
【ポイント整理】
整数とは、−2,−1,0,1,2…のこと。小数や分数は整数には含まれない。
正の整数(1,2,3…)のことを自然数と呼ぶ。
ある整数「n」を2倍したものを文字式で表すと「2n」。
これが偶数になります。
偶数がわかれれば奇数はカンタンです。
奇数とは、1,3,5,7,9…のこと。
偶数との関係に注目すると、偶数から1を引いたものが奇数となります。
これを式で表すと、「2n−1」。
奇数は「2n−1」となります。
偶数のところで、ある整数「n」を2倍したものを文字式で表すと「2n」と出てきましたね。
ある数の倍数の表し方はコレ。
となります。
連続する整数の表し方は、整数の性質に気がつけばカンタンです。
整数は「1」ずつ増えていきます。
「n」の次は「n+1」、その次は「n+1+1」=「n+2」。
これが連続する整数の表し方です。