数学検定3級の合格率と難易度は?

数学検定3級の合格率と難易度は?

数学検定3級の合格率と難易度は?

数学検定の中で最も受験する人が多い級が3級です。
数学検定の3級は中学3年生レベルでもあり、受験する中学生も少なくありません。

 

そこで、ここでは数学検定3級の合格率難易度など概要についてまとめておきました。

 

数学検定3級の1次試験と2次試験

数学検定の1級から5級までは、計算問題中心の1次試験(計算技能検定)と文章問題など応用問題が中心の2次試験(数理技能検定)があります。

 

1次、2次という名称になっていますが、1次に合格した人だけが2次を受けられるのではなく、誰でも同じ日に1次と2次を受検することができます。

 

検定時間、合格基準は下記のとおりとなっています。

 

数学検定3級の1次検定と2次検定
1次 2次
計算技能検定 数理技能検定
検定時間 60分 60分
問題数 30問 20問
合格基準 全問題の70% 全問題の60%

 

数学検定3級の出題レベルと割合
レベル 出題割合
レベルE(中学3年範囲) 30%出題
レベルF(中学2年範囲) 30%出題
レベルG(中学1年範囲) 30%出題
特有問題 10%出題

 

レベル別の内容
レベルE 平方根、式の展開と因数分解、素因数分解、二次方程式、三平方の定理、円の性質、相似比、面積比、体積比、簡単な二次関数、簡単な統計 など
レベルF 文字式を用いた簡単な式の四則混合計算、文字式の利用と等式の変形、一元一次不等式、連立方程式、平行線の性質、平行線と線分の比、三角形の合同条件、四角形の性質、相似条件、一次関数、確率の基礎、相関図と相関表 など
レベルG 正の数・負の数を含む四則混合計算、文字を用いた式、一次式の加法・減法、一元一次方程式、基本的な作図、平行移動、対称移動、回転移動、空間における直線や平面の位置関係、扇形の弧の長さと面積、平面図形の構成、空間図形の切断・投影・展開、柱体・錐体及び球の表面積と体積、直角座標、負の数を含む比例・反比例、近似値と誤差、度数分布とヒストグラム、平均値と範囲 など

 

数学検定3級の合格率

数学検定3級の合格率はおおむね60%前後となっています。
難しいということはないのですが、誰でも受かるというレベルでもありません。

 

ちなみに、ひとつ上の級の準2級の合格率は35〜40%程度、ひとつ下の4級(中学2年レベル)の合格率は70%前後となっています。

 

数学検定3級の年度別合格率
年度 志願者数 受検者数 合格者数 合格率
2017 107,097 103,120 60,856 59.0
2016 105,154 101,663 67,201 66.1
2015 106,208 102,617 60,286 58.7
2014 102,531 99,233 63,103 63.6

志願者数、受検者数、合格者数は「人」。合格率は「%」。
(出所:数学検定公式サイト)

 

準2級と4級は下記のとおりです。

 

準2級の年度別合格率
年度 志願者数 受検者数 合格者数 合格率
2017 54,100 51,418 19,165 37.3
2016 52,756 50,065 17,916 35.8
2015 51,777 49,437 18,126 36.6
2014 49,318 47,322 18,715 39.5

(出所:数学検定公式サイト)

 

4級の年度別合格率
年度 志願者数 受検者数 合格者数 合格率
2017 45,332 43,361 30,428 70.2
2016 45,794 43,862 30,123 68.7
2015 47,070 45,225 30,890 68.3
2014 45,422 43,610 31,241 71.6

(出所:数学検定公式サイト)