
中学1年の数学で出てくる度数分布表に関する問題は、用語さえ覚えておけば得点源にできるサービス問題です。計算がニガテという人でも用語さえ覚えてしまえば簡単に解けます。
まずは問題に挑戦してみましょう。
下記はテストの点数を度数分布表にしたものです。
この表をもとに【問1】〜【問3】を答えなさい。
点(以上〜未満) | 人数 |
---|---|
30〜40 | 2 |
40〜50 | 3 |
50〜60 | 6 |
60〜70 | 8 |
70〜80 | (ア) |
80〜90 | 3 |
90〜100 | 1 |
計 | 32 |
度数分布表の問題を解くために絶対に覚えてお金刈ればならない用語が「階級」、「階級の幅」、「度数」です。日常生活ではあまり使わない用語なので、しっかり覚えておきましょう。
用語としては「階級」と「度数」があって、階級のほうにだけ「幅」があります。
出題時には「階級」と「度数」が記載されていることもありますが、上記の練習問題のように記載されていないケースもあります。どっちが階級でどっちが度数か覚えておきましょう。
上の度数分布図を見て「30〜40」と「40〜50」のように「40」が重複していることに気付いたでしょうか?40だけでなく50,60…も重複しています。
これは度数分布図の階級を「以上〜未満」で表記するためです。
「30〜40」は「30以上40未満」という意味になります。
●●未満にはその数字(●●)は含まれません。
▲▲以上にはその数字(▲▲)が含まれます。
このため40点の場合は、「40以上50点未満」に入ります。
用語さえわかれば、難しいところはないと思います。
練習問題を解いてみます。
表の一番下に「計」が32と表記されています。
この数字から表のほかの数字を引けば(ア)が求められます。
32−2−3−6−8−3−1=9
【問1】答え.9
階級の幅はどの階級も同じになるように設定されているので、どこで求めても同じです。
階級の幅を求めるときに「未満」「以上」を考える必要はありません。
単に数字を引いたものが階級の幅となります。
40−30=10
【問2】答え.10
「30−40」の階級は、「30以上40未満」という意味なので、30、31,32,33,34,…39と全部で10あります。
度数の中で最も数字が大きいものを探せばそれが答えです。
【問1】で求めた「9」を忘れないようにしましょう。
【問3】答え.70点以上80点未満の階級
ケアレスミス注意!
求められているのは階級です。間違えて度数を答えないようにしましょう。