【速さに関する方程式の文章問題(距離)】
駅から湖まで往復するのに行きは時速4km、帰りは時速6kmで進んだところ、往復で2時間30分かかりました。駅から湖までの距離を求めなさい。
速さを変えて往復したときの距離を求めなさいという問題です。
定番問題になっているものですので、解き方を確実に覚えておきましょう。
方程式に関する文章題は何を「x」にするかがポイントとなることがありますが、この問題では悩む必要がありません。問題文で求められている「駅から湖までの距離」を「x」とします。
あとは速さの公式を使って「x」が含まれる式を組み立てます。
【速さの公式】
式を組み立てるために、問題文に着目します。
問題文からわかることは下記。
速さは行きと帰りのそれぞれが与えられているのに対し、時間は往復でしかわかりません。
行きか帰りの時間がわかれば答えはカンタンですよね。
仮に行きに3時間かかったとするなら、行きの時速は4kmなので、距離は4×3=12km。
帰りの速さなど使わずに問題が解けてしまいます。
これは小学生レベルの問題です。
時間は往復でしかわからないが、帰りの時速がわかるというのが中学生レベルです。
往復の時間=行きの時間+帰りの時間
すごくあたり前のことですが、これに気づくのがこの問題を解くカギです。
時間を求めるのに必要なのは「速さ」と「距離」ですよね。
「速さ」は行き、帰りそれぞれ問題文に含まれています。そこで、「駅から湖までの距離」を「x」とすれば行きの時間と帰りの時間を求める式ができます。
この合計が2時間30分というわけです。
式にすると次のようになります。
2時間30分は時間に単位をあわせて2.5となります。
あとはこの式を解くだけ。
30=3x+2x
x=6となります。
答え(駅から湖までの距離).6km