「 一次関数 」の検索結果
  • 中二数学「一次関数:変化の割合の文章題」
    一次関数(変化の割合)【例題:一次関数×変化の割合】xが3から7に増えたとき、yは−5から3まで増えました。このときの変化の割合を求めよ。一次関数の勉強では独特の用語がいくつか出てきます。「変化の割合」もそのひとつ。「変化の割合を求めよ」と言われても、意味がわからなければ求めようがないですよね。「増加量」など関連ワードとともに覚えておきましょう。変化の割合とは変化の割合とは、xの増加量に対するyの増加量のこと。式にすると次のようになります。これだと増加量の意味がわからないと意味不明のままですよね。増加量とは、変化した値の量のことです。例題では「xが3から7に増えた」となっています。3から7に増えたので、変化したのは7−3=4。この場合の増加量は「4」というわけです。減っていても増加量注意しないといけないのは変化した値が減っていても増加量ということです。「xが9から2に減った」ときの増加量は2−9=−7。増加量は「−7」とマイナスがつきます。増加量の求め方=変化後の値−変化前の値この式を覚えておきましょう。例題の解き方ここまでわかれば例題はカンタンに解けるハズです。まずは、xとyの増加量を求めます。xの増加量=7−3=4yの増加量=3−(−5)=8マイナスがある場合(例題だとy)は符号に気をつけましょう!xとyの増加量がわかればあとは式にあてはめるだけ。xが分母になることを間違えないようにしてください。答え.変化の割合=2
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  • 中二数学「一次関数:変域に関する文章題」
    一次関数(変域)【例題:一次関数×変域】300mlで満杯となる水槽にすでに60mlの水が入っている。ここに毎分30mlの水を水槽が満杯になるまで加えた。水を入れ始めてからx分後の水槽の水の量をyとしたとき、水槽が満杯になるまでのxとyの変域を求めよ。長い文章題は、それだけで解く気がなくなる人もいるかもしれません。読みだけで疲れてしまう…みたいな。ただ、文章題は文章が長いほうが解くヒントも多いのでカンタンです。まずは言葉の意味を確認することから始めましょう。変域とは変域(へんいき)なんて言葉は日常生活では使わないですよね。数学でしか聞くことがないワードです。変域とは…変化できる領域のこと領域なんてわざとややこしそうな言葉を使ってますが範囲と同じ意味です。で、何が変化するかというと「x」や「y」です。つまり、変域を求めよというのは、「x」や「y」がどんな値となるかの範囲を求めよということです。なので、答えは「ココからココまで」というようになります。「ココからココまで」は不等式で表します。こんな(↓)感じです。1≦x≦10これが変域を求めよと言われたときの答え方です。例題の解き方長い文章の例題を確認していきます。文章が長いときはポイントを箇条書きにします。水槽…300mlで満杯、60ml入っている毎分30mlの水を加えるy=水を入れ始めてからx分後の水槽の水の量で、求めるのは「x」と「y」の変域です。まず最初に何分でこの水槽が満杯になるかを求めます。「300mlで満杯、60ml入っている」ので、残りは240ml分。ここに「毎分30mlの水を加える」ので、240÷30=8分となります。この8分がx分後の「x」の最大となります。最小は水を入れ始める前の「0」分。これが「x」の変域となります。0≦x≦8「y」は「水を入れ始めてからx分後の水槽の水の量」のことです。「x」が「0」のときは、「y」も「0」ではありません!この問題では水槽にすでに60mlの水が入っています。なので、これが「y」の最小値。最大値は満杯になったときなので、300mlですよね。「y」の変域は次のようになります。60≦y≦300以上となります。
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  • 中二数学「一次関数:バネと重りの文章問題」
    一次関数(バネと重り)【例題:一次関数×バネと重り】下げたおもりの重さに比例するバネがあります。このバネに7gのおもりを下げると長さが29cmになり、15gのおもりをつけると45cmになりました。xgのおもりをつけたときのバネの長さをycmとして、yをxの式で表しなさい。バネの長さとおもりの重さの関係についての問題は一次関数の文章題で定番となっています。考え方さえ知ってしまえばサービス問題といえるぐらいカンタンです。しっかり覚えておきましょう。おもりがないときのバネの長さを忘れずにまずは例題のポイントを書き出します。おもり7g⇒バネ29cmおもり15g⇒バネ45cmおもり「x」g⇒バネ「y」cm「yをxの式で表しなさい。」というのは、「y=●x+●」の形にしなさいという意味です。これは一次関数の文章題で共通していますので、覚えておきましょう。おもりとバネの問題で忘れてはならないのは最初のバネの長さです。おもりを下げていないときもバネには長さがあります。おもり7gでバネの長さが29cmというのは、7gでバネが29cm伸びたのではありません。ココを勘違いしないように!もともとのバネの長さから何センチか伸びて29cmになったということです。a:おもさ1gに対するバネの伸び、b:もともとのバネの長さこの問題を解くときは、おもさ1gに対するバネの伸びを「a」、もともとのバネの長さを「b」とするのがポイント。こうすると、おもり「x」g、バネ「y」cmが次のように表わせます。y=ax+b問題文から条件が2つ与えられています。おもり7g⇒バネ29cmおもり15g⇒バネ45cmこれを「y=ax+b」にあてはめると、29=7a+b45=15a+bこの連立方程式を解きます。b=29−7a45=15a+29−7a16=8aa=229=14+bb=15あとはa=2、b=15を式にあてはめればOK。y=2x+15これが答えとなります。
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  • 中二数学「水槽が出てくる一次関数の定番文章問題」
    一次関数(水槽)【水槽が出てくる一次関数の文章問題】80リットルで満水となる水槽にすでに17リットルの水が入っています。ここに満水になるまで毎分9リットルの水を入れていきます。水を入れ始めてからx分後の水槽の水の量をyリットルとしたとき、yをxの式で表しなさい。水槽(すいそう)に水を溜めていくというのは一次関数の定番文章問題のひとつです。「蛇口が2つ」「排水もしている」などいろいろなパターンの問題がありますが、まずは上の例題で基本となる考え方を覚えておきましょう。図に書いて整理する水槽の問題が出たときはカンタンな図を書いてポイントを整理しましょう。上の例題であれば下記のような図になります。この問題でのポイントは3つです。80リットルで満水もともと17リットル入っている毎分9リットルの水が増えるで、問題文から「x」と「y」も整理します。「x」 … 水を入れ始めてから何分後か「y」 … 水槽の水の量1分後と2分後を考えるまず、水を入れ始めてから1分後の水の量を考えてみます。「もともと17リットル」あるところに、「毎分9リットル」の水を入れるので、17+9=26リットルとなります。(毎分9リットルとは1分間で9リットルという意味です。)2分後は、「毎分9リットル」が2分間入ったので、9×2=18リットル。もともとあった17リットルを足すと35リットルとなります。「x」と「y」を表にすると下記のようになります。x分後yリットル126235344……これを式にすれば答えとなります。式にする考え方x分後の水の量とは、x分間で増えた水の量+もともと入っていた水の量となります。水槽から排水されていない場合はこうなります。しっかり覚えましょう。x分後の水の量 = もともとの水の量 + x分間で増えた(入れた)水の量「x分後の水の量」とは「y」のことです。なので、これに数字をあてはめれば「y=…」の式になります。もともとの水の量は問題文から17リットルとわかります。x分間で増えた(入れた)水の量も、「毎分9リットルの水が増える」から計算できます。「毎分9リットルの水が増える」とは「1分あたり9リットルの水が増える」という意味です。1分なら9×1=9リットル2分なら9×2=18リットルx分なら9×x=9xリットルx分間で増えた(入れた)水の量とは「9x」となります。以上で求めたものを下記の式にあてはめたのが答え。x分後の水の量 = もともとの水の量 + x分間で増えた(入れた)水の量答え.y=9x+17(17+9xをxを前にして入れかえています。)
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  • 中二数学「電話料金プランが出てくる一次関数の定番問題」
    一次関数(料金プラン)【電話料金プランが出てくる一次関数の文章問題】ある電話会社にはAプランとBプランの2つの料金プランがあります。Aプランは基本料金(月額)が2480円で1分ごとの利用料が6円。Bプランは基本料金(月額)が980円で1分ごとの利用料が10円です。基本料金(月額)は使用時間に関わらず毎月固定で必要となる金額です。1ヶ月でx分使用したときの月額料金をy円として、AプランBプランそれぞれについてyをxの式で表しなさい。電話料金プランを一次関数の式にするというのも定番問題になっています。スマホ利用料など日常生活で馴染のあるモノを勉強にも取り入れようという意図があるのかもしれません。実際の料金プランは、家族割りなど条件がもっと複雑なのですが、中学数学の文章題で出てくるプランはシンプルです。ポイントを整理しておきましょう。長い文章題は表にするパッと見て上の文章題は文字だらけで長いですよね。文章を見ただけでイヤにならないでください。長い文章のほうが問題の中身はカンタンです。(文章が長いということは、問題を解くヒントが多いということだからです。)ただし、文章だけではポイントがつかめないので表にして整理しましょう。プラン基本料金1分あたり利用料A2480円6円B980円10円これで問題文がスッキリしました。xとyが何を表わすかも問題文で定義されています。x…1ヶ月の使用時間(分)y=x分使用したときの月額料金(円)Aプラン、Bプランそれぞれについて「yをxの式で表しなさい」という問題です。まずはAプランから。1分あたり利用料が6円なので、x分使った場合は6x円。これに固定の基本料金(2480円)を加えたものがAプランでの月額料金となります。y=6x+2480これがAプランについての答え。カンタンですよね。つづいてBプラン。1分あたり利用料が10円なので、x分使った場合は10x円。基本料金は980円。y=10x+980これがBプランについての答えです。答え.Aプラン…y=6x+2480、Bプラン…y=10x+980連立方程式の解が意味するものは?Aプラン、Bプラン2つの式ができましたが、これを連立方程式として見ると解が何を意味するか分かりますか?y=6x+2480y=10x+980連立方程式として解くと、x=375、y=4730となります。xとyが何を表わしていたか覚えていますか?x…1ヶ月の使用時間(分)y=x分使用したときの月額料金(円)つまり、375分使用したときの月額料金はAプランでもBプランでも4730円というわけです。同じ金額になる利用時間が連立方程式の解というわけです。覚えておきましょう。
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  • 中二数学「増加量が出てくる一次関数の問題」
    一次関数(増加量)中学2年の一次関数で出てくる「増加量」は紛らわしい用語のひとつです。増加量なのに「増えている」とは限らないからです。用語から中学数学のポイントを覚える「増加量」まずは、次の問題を解いてみてください。【練習問題】一次関数「y=−3x+5」において、xが4から6まで変化したときのyの増加量を求めよ。解き方としては、単純にxが4のときと6のときのyの値を求めます。x=4のときy=−3(×4)+5y=−12+5y=−7x=6のときy=−3(×6)+5y=−18+5y=−13xが4から6まで変化したときのyの値は−7から−13に変化しています。「−7から−13に」って減ってんじゃん! と思いますよね。「増加量を求めよ!」との問いなのに減っています。ワケわからなくなりますよね。ただ、これは「解なし」でも問題文のミスプリでもありません。正負の数を思い出してみる中学1年の数学で「正負の数」を勉強したことを覚えていますか。1学期の最初に習う単元です。【正負の数の問題】「3時間前」を負の数を使って表しなさい。覚えてますか?答えは「−3時間後」です。日本語としてはヘンな表現方法なのですが、数学ではこれがアリなんです。正反対のことを符号を変えて表現するのです。「10減少した」を「増加した」にするには符号を変えればいいというわけです。「−10増加した」=「10減少した」です一次関数の「増加量」にもこの考え方を用います。練習問題の解答xが4から6まで変化したときのyの値は−7から−13に変化しました。増加量を求める式は次の通りです。【増加量を求める式】変化後の値−変化前の値この式に練習問題のyの値をあてはめて計算します。−13−(−7)=−6これがyの増加量です。答え.−6「−6増加した」というのは「6減少した」と同じ意味です。考えすぎて間違えてしまわないように「増加量を求めよ」だからマイナスが答えだとオカシイ…なんて考えてしまうのは間違い!日本語と数学での用語の使い方には違いがあります。混同しないように気をつけましょう。
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